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ローランド 電子ピアノ HP605

去年12月24日の夕方、とりあえず楽器店行こうとあぽろんへ足を運んだ
ちょうどその週はあぽろんのピアノフェアをやっており
ネットで知っている価格よりも全体的に割引率高めでした。

いつまでも悩んでいても仕方ないと、ローランドのHP605を即決してきたのでした。
ただ、年末年始は立て込んでいたので1月中旬に届くようにピアノ運搬をセッティングしました。

これまでかなりの重量級オーディオを買ってきましたが、ピアノ運搬はピアノを買ってはじめて利用です。
大晦日、お正月を無事に過ごした後、やっとピアノ生活が始まるかと期待を膨らませていた1月中旬
1月12日の予定で届くはずが、あたりは見たこともないような積雪で朝の8時半に来週で良いですかと電話が一本入る。

そんなわけで1月19日にゴトウピアノの大男二人がローランドのHP605運んできた。

続きより設置の様子から実際に弾いて使ってみた使用レビュー。

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朝9時の約束が8時50分にはトラックが来て外で作業を始めていた。
先週納品が出来なかった分が今週詰まっているのだろう。

朝食をセカセカとかきこんであたふたしながら玄関を出ると
養生マットを抱えて、設置場所どこですかときかれる。

ゴトウピアノ「我々もう慣れているので作業時間15分程度です。」
あぽろんの説明では1時間以上かかるとのことだったので拍子抜けした。

さくさくと養生マットが敷かれ、パーツが次々に運び込まれてくる。
いつの間にか開封されていたためにどんな段ボールに収まってきたのかは分からない。
ゴトウピアノ ローランド HP605

本当に早い。写真を撮っている隙もないくらいにピアノが組立っていく。
ゴトウピアノ ローランド HP605

10分も経たないうちにスタンド部分が完成し
心臓部の鍵盤、スピーカーパーツが運び込まれる。
結構な重さがあるはずなのだが、表情も変えずにひょいと運び込まれる。
ゴトウピアノ ローランド HP605

スタンド部と鍵盤部が合体され、店頭で見たあのローランドのピアノがついに自宅に召喚された。
あまりてきぱきと運び込まれていつの間にか組み立てられるのだからいきなりそこに出現したと思ってしまってもしかたない。
店で見たそれよりもずっと立派で格好良く感じた。
ローランド 電子ピアノ HP605 ゴトウピアノ

見ていた感じ、ビスの数は結構あったと思うのだけど、数すら分からない。

電源ケーブルが差し込まれて、電源が投入され、かなりデカイ音で軽い動作チャックがなされ
軽く商品の説明特に今回、調子に乗ってピアノブラックを買ったので
必要以上にデカイ声で、取り扱いの説明を受ける。
ローランド 電子ピアノ HP605

一つは、寒い倉庫でしばらく眠っていたために、本体が非常に冷えており結露あるかも知れないと言うこと
これはいつかの802SDで経験したけれど、運び込まれた冷凍庫に入っていたようにキンキンに冷えている。
ただ数時間もすると常温になった。

もう一つ、ピアノ塗装はかなり神経質で、専用のクリーニングクロスを買うことを勧められた。
と、ピアノブラックを選ぶお客さんは本当に少ないのだとやはりめちゃくちゃデカイ声で説明される。

そのあと事前に買っておいたタイルカーペットを敷いた定位置へセッティングして貰い
ささっと帰っていた。

ラグビー部か無差別級の柔道部かそんな体格の二人が突然来て
凄まじくデカイ声で軽く説明されささっとピアノが搬入された。
異様な大柄な二人もそうだけど、耳を塞ぎたくなってしまうほどの大声に、恐怖を感じた。
後藤ピアノでは調律や重機を使っての運搬もやっているらしいので
声がデカイのは職業病だろうけど、初見ではかなりびびる。
女性1人で対応したらそれなりの恐怖を感じることはやむを得ないと感じさせられた。

オーディオでもそうだけど、やはり業者に委託するよりも店の人に直接セッティングして貰うか
自分で組み立て運搬した方がいろいろあんしんだし楽しめるなと思う。

ローランドの上位機種に搭載されている鍵盤は、疑似ハンマーが搭載されており
打鍵音が結構響くというので、防振マットをホームセンターで事前に調達しておいた。
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硬めのゴム製で裏表で十字になるように溝が掘られている。
ローランドのHP605の足は平足で高さぐらつき調整などは出来ない。

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足に隙間が一切ないのでエアジャッキを入れるのも大変。
下へ滑り込ませてインシュレーターをかませる。
電子ピアノの重量はかなり重くエアジャッキが中ったら結構危険な作業だ。
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■HP605 外観レビュー
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付属のヘッドホンはRH-25A。
非常に華奢でちゃっちい。このレベルなら付属でなくて言いと思うが
側圧も弱く蒸れづらく装着感はそんなに悪くない。
ケーブルが細くヨレが気になるが長いので邪魔にはならない。

液晶。音量やメトロノームなどすべてここで見る。
ただし、HP605ではBTを使ってiPadやiPhoneからもピアノの操作ができる。
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電源ボタンは左側に小さくあるが、ローランドのピアノは蓋を開閉させることで勝手に電源がオンオフされる。
またこの開閉による電源のON/OFF機能も切ることが出来る。
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ピアノの表面はローランド独特のわずかな凹凸加工がされているが
しばらく弾いていると確かにグリップ力があるし指先への違和感もなくなった。
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ローランドの電子ピアノはほぼすべて、操作系のボタンや液晶が目の前にずらーっとならぶのだが、
これは演奏中気になる、その為に、蓋でカバーすることが出来る。
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おそらく、小さい子供だと、液晶画面が下から覗いてしまうけれど
通常の演奏ポジションからは非常にスッキリと見えてGood。
こうしてみると、高さはそれほどないけれど、アップライトのピアノっぽく感じる。
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電子ピアノを選ぶ上で最も気になるのはやはり鍵盤のタッチではないかと思う。
自宅でじっくりと触ってみると、この鍵盤の異様なまでの拘りを感じることが出来た。
まず一つに、グランドピアノにあるとされるクリック感が再現されている。
これは、公式の動画を見て貰えば分かることではあるけれど、
鍵盤は実際に擬似的なハンマーが付いており打鍵にモーメント感が付随されているのがわかる。
鍵盤界ではローランドの鍵盤が軽いや浅いなどと言われているようではあるけれど
クリック感を再現した2段構造、実際の重さをシミュレーションされたハンマーなどリアル感を追求しつつも
電子ピアノとしての弾きやすさ使い勝手の良さも感じる。

電子ピアノでありながらも、鍵盤には樹脂と木を組み合わせたハイブリッド鍵盤が採用されている。
細部への様々な工夫によって本物のピアノ感がかなり感じられる。
ローランド 電子ピアノ 鍵盤 HP605

HP605にはスピーカーが6つ搭載されているが
ウーハーは底に下向きにツイーター?スコーカー?は全面の隙間より音が発せられる。
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BTによりスマホやタブレット繋いで音楽がかけられるのだが、
これがまた面白い音でピアノ曲をかけると実際に弾いているような錯覚が起きるし
ボーカル曲などをかけるとこれはまたベーゼンドルファーのスピーカーみたいな音色が付け加えられる。
もちろんBTで音楽を再生中も鍵盤での演奏が出来る。

左側裏にヘッドホンフックとヘッドホンジャック、USBなどが配置されている。
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ヘッドホンを挿して静かに練習はもちろん
USBメモリを差し込んでMIDI曲を再生したり録音したMIDI音源を取り出したり
アウトプットからはステレオで外部機器へ出力できる。

ペダルは三つ。
右のペダルと中央のペダルの間に高さを調整するノブがあり
くるくると回してペダルを調整することが出来る。
またデフォルトの状態ではペダルは床に接触しない。
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設置が終わったと、早速教本を開いてぶっ続けて5時間くらい弾いていた。
誰かが、ピアノ買うと時間がなくなるよなんて言っていたのだけど
たしかにゲーム以上に嵌まるかも知れない。

ローランドでは、ピアノパートナー2やピアノデザイナーといったappが無償提供されており
Bluetoothを使ってピアノの音量調整、音色を選んだり楽器を選んだりメトロノームを使ったりと
ほぼすべてのことがiPadやiPhoneから行える。
ダイアリー機能が存在し、ピアノを弾いている間すべてをMIDIで記録してくれる。
練習した時間や、鍵盤ごとの使用頻度や押した強さなどがグラフで見られる。
カレンダーをみるとどの日にどのくらい練習したのか一目瞭然で練習する喜びを感じる。

ただ少し残念なのが、BT接続を毎回確認する必要がある
フタをあけると自動的にiPadに繋がるのだが、appの不具合か
HP605と接続すると内蔵キーボードが表示されなくなる。
ピアノの練習をしながらYoutubeで動画を検索することが出来ないのだ。
もう一つ、iPadを立ち上げて尚かつピアノパートナーを立ち上げておかないと練習は記録されない。
やや面倒ではあるが練習前に必ずiPadを近くに置いておく必要がある。
さらに残念だったのが、ピアノと接続していないと練習記録などは一切が見られない。
ローランドもBTやappとの連携機能が出来るようになったのは
ここ2世代の電子ピアノでありまだ未完成に感じる部分は多い。


また録音機能が滅茶苦茶便利だ。
独学では自分でちゃんと弾けているのか確認するのはすこし面倒なのだけど
電子ピアノだから、録音やその再生は簡単に行えるし
右手を録音して左手を合わせてながら練習などもできる。
録音した音源はピアノパートナーを通じて簡単に管理できるのもハイテクを感じさせる。

ローランドのピアノにはプリセットとして300曲程度の曲が内臓されているが
すべての曲がMIDIであり再生速度や右手だけ、左手だけ、伴奏無しなど瞬時に切り替えることが出来る。
加えて専用appから楽譜も同時に表示させることが出来てしまう。



■HP605 総評
クォリティー重視の電子ピアノ。音にかなりの拘りが感じられる。
普通のメーカーでは考えられないほどに微妙な音色調整が可能であり
自分にベストフィットする音を作ることが出来る。
またそれを再生するスピーカー機構も非常に良く出来てて嘘のないかなりピアノに近い作りを思わせる。
ヘッドホンをしていても確かにサラウンドぽくスピーカーで聴いているように鳴っている。
スピーカーでは音を大きくしても小さくしても左右に振れつつも
定位ははっきりと右と左ではなく前方右側と左側といった感じだ。

耳が良すぎる人には、作り込みすぎた音に違和感があるかも知れない。
中央のドとレではほぼ同じような音と思いきや、音の鳴り方がかなり違う。
これはおそらく、グランドピアノの金属フレームに被った音の反響が反映されたものだと推測できるだけど
ただ漠然ときくと音の定位が明らかにずれて聞こえる。
ここは本物のグランドピアノを演奏者目線で見るとなぜそういう音になっているのかすぐ分かると思う。
この微妙な音の個性が受け入れられるかがローランドを選ぶ上で結構重要になってくると思う。

グランドピアノやアップライトピアノが発する独特のノイズはそれだけではない。
ピアノ線を叩くハンマーである。何度も書いているようにHP605の鍵盤には実際にハンマーが搭載されていて
バネやタダの重しにはないピアノ独特の鍵盤のタッチ感や戻り感が再現さている。
しかしそのために、ヘッドホンをして消音してもどうしても打鍵音がかなり響く。
感じとしては2cmくらいのスーパーボールを床に垂直落下させたようなドスボスッという騒音が出る。
どうにもパーテーションで区切っているとなりの部屋にまで伝わってしまっている。
これは、足に防振マットを敷いたりインシュレーターをかませても背面にソネックスの吸音材を置いてもさほど解消されない。
防音が不十分なマンション住まいや同居人が神経質ならローランドはオススメできない。
しかしそれが、弾いていると強いリアリティを生むのだ。

少しお高いのだけどピアノブラックを選んで良かった。
ピアノを持っているピアノを弾いている感覚が強く感じられるし
ピアノ塗装そのものの美しさも置いておくだけで部屋のレベルが上がったようだ。
ただ、ピアノ塗装は油煙や埃に弱くカバーや専用クロスが必須である。
しかしピアノをリビングのど真ん中に置いたのもちょっと気が向いたら手軽に弾けて良い。
これがとなりの部屋や二階に置いてしまっていたらピアノを練習するきっかけがかなり減ってしまうだろう。
せっかくのピアノ塗装が多少汚くなっても言いから楽しく毎日弾くことを選んだ。

リビングのど真ん中に置いてしまっていても案外スマートでピアノの範囲内に椅子も片付けてしまえる。
電子ピアノは大きいイメージがあるが、置いてみると案外スマートで真っ黒なボディに反して圧迫感はさほどない。

ピアノ生活が始まったわけだけど、思った通りかなり楽しい。
大きな音で弾いてみたり疲れてきたらすぐに音量を絞って小さく楽しんだりと
融通が利く長時間の練習に耐えられる。
ピアノという特性上押せば音が出る楽器であり最初の曲はあっという間に弾けるようになってしまった。
たった2週間でまるで1年以上もピアノといたような気がして、すっかり馴染んでしまった。

電子ピアノは楽器でありつつもやはり非常に家電的でオーディオ的なのだ。

あと、買うなやらやはり楽器店が良いと思う。
セール時の割引率は家電量販店よりも良いしその後の楽器教室との接続などアフターケアが段違いだ。


17/12/24 あぽろん ローランド HP605-PES 215,460円
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みかさ
Posted byみかさ

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