1 Comments
IMG_7468-12.jpg


HEIMDALLⅡの到着を待っていたある日。
来るのか来ないのか外をちらちら見ながら音楽を聴いていると一つのある思いつきが浮かびました。

802SDの内側にサブとしておいてあるミニマビンテージですが
去年の春迎えたアッコルドによって役目はほぼ終えたと言って良いでしょう。
それでもミニマに対しての思いは消えません。ある意味原点とも言える思い出深いスピーカーです。
時々この部屋の802を差し置いて主役になったりします。
ミニマだけで十分なのではないだろうかそう思う日も時折あるのです。

小型スピーカーだけにできることがあります。定期的なセッティングの変更です。
802SDクラスのスピーカーになりますと持ちづらさや重さからきっちりセッティングするのは至難になります。
そんなので思いついて少し考えその10分後には行動に移していました。

ここで試したのは「逆オルソン式」という故江川三郎氏が提案した非常に奇妙なセッティング方法になります。
配置の特徴は二つでSPのRLはそれぞれ中央に寄り、ユニットが外側へ向いていることです。
この二つの特徴がこの部屋にとって余りにも都合がよいのです。
この部屋にいるときは大抵写真左側のバロンチェアに座っているか、右手前のソファーで寝ているかです。
案外中央のストレスレスチェアに座る機会は少ないです。

スピーカーが外側を向くことにより部屋の端で直接音、つまりは鮮度のいい音を聞くことができます。
いままでは部屋に広がった間接音しか耳に入りませんでした。
欠点としてはほぼほぼステレオ感が削がれモノラル風味になってしまうことでしょうか。
音像があちこちへ展開しない分作業的には捗るかも知れません。

また中中央、リスニングポイントにくると、無指向型スピーカーのような感じの鳴り方をします。
この場合では音を意図的に802のエンクロージャーへぶつけているために独特の籠もり感が強く出ます。
なんとなくJBLパラゴンのイメージです。

IMG_7505-21_201504282039316f6.jpg

ただステレオ感がないかと言えばそうではありません。きちっと左右中央にそれとなくでています。
音量を上げると低域がとたんに暴れ出しとんでもない音になりますが
BGM的な聴き方では部屋にふわっと音を広げたようなさりげない感じに聞こえます。
小編成のクラシックやジャズピアノ、日常系のサントラなどを聴くととても心地よいです。

イメージとしては二つある部屋の奥で小さめのピアノが演奏されている感じでしょうか。
時折、オーディオルームから廊下へ出たときのほうがリスニングポイントより心地よく聞こえるなんて話を聞きます。
大方吸音が足りていないとの話ですが、その吸音された刺激成分がすべて抜かれて
ほわほわーとした音だけが耳に入ります。

逆オルソン式ではスピーカーのあらゆる良さを殺してしまう反面非常に耳なじみの良い音が得られます。
しかしながらそんな緩い音ばかりでは飽きてしまうのは明白かと思われます。

そこでセオリー通りセッティングされた802Diamondの出番です。

と、まあ二セットの性格の違うオーディオを配置することで刺激の強弱を付けることが出来
入れ替えながら24時間一年中音楽を楽しめるようになるという算段です。

しかしながらここにきていくつかの不満点が出てきました。

スポンサード リンク

■802Diamondで目指したオーディオ
不満点を話す前にこれまでのオーディオで目指してきたことについて話します。
一つにオーディオらしいオーディオをやることです。
B&Wというメーカーはそれについてはこれ以上ない実験サンプルであるといえましょう。
店舗での展示率、ユーザー数、それに比例した雑誌等での露出度やユーザーの使いこなし…
THE HI-FIといった感じのオーディオが楽しめたのではないでしょうか。

■音の行く末を決めたヘッドホン
もともとオーディオを始めたのはヘッドホンからです。
ヘッドホンとスピーカーについてについて話します。具体的にいうならばiPodからです。
一時期からヘッドホンという存在が生活において非常に重要な役割を果たすようになりました。
ヘッドホンというとスピーカーかよりも安価で場所もとらずコレクション的な一面もあります。
そんなコレクションの中で余りに衝撃的なヘッドホンがSTAXでした。

STAXのヘッドホンが届いたその日には良いスピーカーで音楽が聴きたいという強い思いがわき上がってきました。
しかしながらスピーカーに関する知識も経験もまた財力も全くありませんでした。
またヘッドホンとスピーカーは別物であるという認識がありました。
その上でヘッドホンつまりはSTAXの音をスピーカーで再現するとなると途方もないお金がかかると言われていました。
ヘッドホンの音を追い求めてスピーカーを買いあさっていたらお金がいくらあっても足りないそう思ったのです。

そのためにスピーカーはスピーカーで一つの独立した路線を築くことにしました。
ヘッドホンの音をスピーカーで再現するよりもヘッドホンはヘッドホンで完結させてしまったのです。


■理系スピーカーの弱点とそれを補うサブの存在
しかしそうも言っていられませんでした。ここからはサブスピーカーの役割について。
スピーカーでのオーディオを本格的に始めると、ヘッドホンからずいぶんと離れてしまいました。
音楽もアニメもすべてスピーカーで聴く。そういうスタイルになっていました。
この辺りでやや迷走します。もともと目指す音はSTAXです。しかしそれは一切使わず
オーディオをやるためにオーディオを買っていました。

そんなことをしていると疲れるのです。主に耳です。
モニター系スピーカー特にB&Wはボリュームゾーンが高く非常に聴き疲れしてしまいます。
その為に802SDの隣に音が柔らかめで小型消音量での再生に優位なスピーカーを導入しました。
いや、導入してありました。いつからかSATXのような優しい音を自然と求めていたのでしょう。

802でがっちりと聞き、夜になるとミニマに移るそんな生活が最近のうちのオーディオです。
事実、理系スピーカー+フランコのブックシェルフの構成で運用しているオーディオファイルはそこそこ存在するようです。
がっつり聴く専門になってしまった802ですが、そうなると今度はなんだか中途半端さが隠しきれません。
もちろん802SDは非常に優れたスピーカーです。それでも理系スピーカーの中では非常に中途半端です。


■一つの出会い。きっかけ
オーディオごっこをもっと続けていたい。それでもSTAXっぽい音への憬れは捨てきれない。
そんなときにお店でイベントでとあるスピーカーに出会いました。
ジャンセンです。珍しいコンデンサー型スピーカーです。
あの一曲を聴いただけで「STAXよりいい音出ているような気がする。」
ミニマをつかって逆オルソンなんていって遊んでいる場合ではありません。
逆オルソンの柔らかさにオーディオ的芸術的おもしろさが加わった究極体であるような気さえします。
ジャンセンのzA2.1jは現地価格$87,000とそんなに高くありません。ただCHのフルコンボでならしていましたが。
会場で一曲聴いただけでなにかが花開きました。


■まとめ。今後の方針
そして決めました。
802Diamondをもっと理系じみたスピーカーに、
サブはサブでSTAXっぽいコンデンサー型スピーカーにすることを。

となると次のスピーカーはほぼほぼ決まりました。
メインは、WilsonAudio・VIVID AUDIO・MAGICO・YG
コンデンサー型は、ジャンセン・PIEGA

PIEGAについてはcoaxシリーズではリボンツイーターが搭載されています。
アレがどうやらコンデンサー型に非常に近しい存在のようです。
またジャンセンについてもフロア型ともう一つブックシェルフ型が存在します。

金銭面で言ってしまえば寝室にミニマ、この部屋にアッコルドがあまりに現実的で理想的なのですけどね。()
802Diamondを売ってしまう日はそう遠くないでしょう。

長々と書いてしまいましたが、今後の目標がまた決まりました、アッコルドは神。というお話でした。

選択の科学
選択の科学
posted with amazlet at 15.04.28
シーナ・アイエンガー
文藝春秋
売り上げランキング: 10,276

関連記事

スポンサード リンク

みかさ
Posted byみかさ

Comments 1

There are no comments yet.
messa  

こんばんわ。

 ブログ大変楽しく拝見させて頂きました。802SDとアッコルドから今後さらにステップアップを決められたのですね。素晴らしいです(^^)/

 自分は高解像度ワイドレンジ・ハイスピードだけど、優しく暖かい肌合いの音色、フワッと広がった空間と音像の両立という無茶な目標に向かって迷走中です(^^;)

 ミニマビンテージは、打ち込み全開なダンスミュージックとかロドリゴなんかはダメダメなんですが、蕩けそうな音楽も聴かせてくれて改めて音色の好みとか理解できたように思います。

 理系のSPをWilsonAudio・VIVID AUDIO・MAGICO・YGのどれから選ばれるのかが、楽しみです。またお邪魔させて下さいね(^^)/

2015/04/29 (Wed) 00:12 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply